エクアドールで2月23日、統一地方選挙が実施された。首都キトの市長選挙では、野党のマウリシオ・ロダスが政権党パイース同盟(AP)の現職を破って初当選した。これは、ラファエル・コレア大統領にとって痛手である。
太平洋岸地方の中心都市グアヤキルでは、現職野党市長が再選を果たした。第三の都市クエンカの市長選挙でも野党候補が現職を下した。また重要都市マンタの市長選挙でも野党が優勢と伝えられる。
大統領は、首都などでの政権党の退潮を認めている。野党は、大統領の「市民革命」政策が飽きられた、と観ている。
市長選挙のほかに県知事、市会議員、農村評議会評議員の選挙も実施された。