2015年2月21日土曜日

キューバと米国が電気通信直結で合意

 クーバ国営電機通信会社(ETECSA)と米国内電気通信会社(IDT)は2月20日ハバナで、玖米両国を電気通信網で結ぶことで合意した。近く協定が調印される見通し。

 一方、米国務省は同日、米外交官バーニー・アロンソンを特使として、ハバナでのコロンビア和平交渉に派遣する、と発表した。ハバナでは2012年からコロンビア政府とゲリラ・コロンビア革命軍(FARC)が和平交渉を続けている。

 アロンソンはラ米外交の経験が豊かで、エル・サルバドールとニカラグアの和平交渉にも関与した。特使は和平交渉の動きを米大統領に細かく報告することになる、という。

 米政府がハバナ交渉に特使を派遣できるのも、米玖国交正常化合意のお陰だ。米政府は、コロンビア右翼政界が和平交渉に反対していることから、サントス政権を支持する明確なメンサヘ(メッセージ)を送るのが特使派遣の狙い、とも受け取られている。