ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は2月10日、米国のベネスエラへの内政干渉政策は失敗しつつある、と述べた。ALABA、CELAC、ウナスール、非同盟運動などがベネスエラを一斉に支持していることを理由として挙げた。
またデルシー・ロドリゲス外相は同日、CELACがベネスエラと米国の対話回路を確立するため外交努力をする、と述べた。ブラジルがその任に当たると予想されている。
一方、財務省と中央銀行は10日、米ドルを市場での実勢で交換する「枠外外貨制度」(SIMADI)を11日発効させる、と発表した。1米ドルは、125ないし140ボリーバル(bf)の幅で推移すると予想されている。9日の並行市場(闇市場)は1ドル=187bfだった。
だが政府は、食糧、薬品など必需物資輸入には、従来通り1ドル=6・7bfの優遇交換率を適用することにしている。