2015年2月18日水曜日

パブロ・ネルーダの遺骨は墓に戻せ、と判事命ず

 チレのマリオ・カローサ判事は2月17日、ノーベル文学賞詩人パブロ・ネルーダの死因調査のため使われていた遺骨を4月8日にイズラ・ネグラの旧邸宅の墓に戻すよう命じた。

 遺骨の一部は2013年4月8日発掘され、米西両国の法医学専門機関に送付された。毒殺説が濃厚だったが、調査は毒物の痕跡を発見できなかった。

 遺族らが調査継続を求めたため、カローサ判事は14年5月5日、新たに染色体調査を命じた。その結果は近く出る見込み。それを待ったうえで、遺骨を掘り出してから丸2年経つことになる4月8日に元に戻すよう命じたもの。