2015年2月4日水曜日

キューバが「主権と秩序は交渉対象外」と強調

 クーバ外務省のホセフィーナ・ビダル米国局長は2月3日、「クーバの主権と国内秩序が対米国交正常化交渉の議題になることはあり得ない」と強調した。ビダルは対米交渉の首席代表を務めている。

 これは同日、米側首席代表ロベルタ・ジェイコブソン国務省米州担当次官補が米上院外交小委員会の聴聞会で、「正常化合意はカストロ兄弟体制への無償の譲歩ではなく、クーバ人民が自らの将来を築けるようにするための最も効果的な措置」などと述べ、クーバ体制の「民主化」を図る狙いを改めて示したのを受けての発言。

 この聴聞会ではクーバから招かれた反体制派指導者4人も証言することになっている。

 現在、玖米両国はワシントンでの次回正常化交渉の日程や議題を調整中。