2015年2月27日金曜日

法廷がアルゼンチン大統領らへの告訴を却下

 亜国連邦法廷は2月26日、CFK大統領に対する検察の罪状認定を却下した。外相ら他の4人も同様の処分となった。

 大統領らは、メネム元政権下の1994年ブエノスアイレスで起きた亜国イスラエル相互協会(AMIA)爆破事件の真相を覆い隠したとして、告訴されていた。法廷は、有罪の根拠を認めなかった。

 この爆破事件では85人が死亡、200人が負傷した。イラン人工作員の関与が明らかになっている。

 担当検事アルベルト・ニースマンは、大統領らはイランとの経済絡みの密約を通じて犯人を追及しない方向にもっていったと、結論付けていた。

 ところが同検事は1月、首都の自宅で変死体で発見された。このため、代わりの検事が大統領らを有罪と判断していた。